電気の安全・安定供給 新北本連系設備の効果 |
北海道の電力系統の特徴
北海道の電力系統規模は360万kW程度で、東日本の4,200万kW、西日本の5,500万kWなど他の地域と比べて小さいという特徴があります。
また、北海道と本州を結ぶ連系設備の容量は限られており、複数の発電所で故障が発生した場合は、電気が不足したり、電圧・周波数が不安定になるおそれがあります。
新北本連系設備 運転開始の効果
2019年3月に新北本連系設備が運転を開始するまで、北本連系設備は30万kW×2極(計60万kW)でのみ構成されていました。設備点検時には半分(1極)の30万kWでの運用になるほか、設備の使用期間が長くなってきたため、設備更新に伴い30万kWでの運用が長期におよぶ可能性がありました。
新北本連系設備が運転を開始したことにより、北海道と本州間の連系線は常時60万kWの連系量を確保することができます。
再生可能エネルギーの導入拡大にも期待
連系容量が60万kWから90万kWに増えた北海道と本州間の連系線を活用し、北海道内の再生可能エネルギーの導入拡大に向けた取組みを検討していきます。