電気の安全・安定供給 中央給電指令所の役割 |
使う電気の量は、季節によってはもちろん、一日の中でも大きく変化するので、24時間365日、常に監視して、使う量と同じ量を発電します。
中央給電指令所では、こうした使う電気の量の変化を常に監視し、変化に合わせて各発電所での発電量を調整する司令塔としての役割を担っています。
【電気の使われ方のイメージ】
綿密な計画
変化する電気の使用量に対応するための重要なポイントのひとつは、いつ、どの発電所でどれだけ発電するかという「発電計画」を立てることです。
計画を立てる際には、景気の動向や気象情報のほか、発電所の点検作業による停止期間などさまざまな要素を考慮する必要があります。
中央給電指令所
電気の使用量の推移を示す表示盤
冷静・迅速な判断
綿密な計画を立てても、気候の急激な変動などによって、実際に使われる電気の量が予測から多少外れることや、発電所がトラブルによって停止し、急に発電量が減る可能性もあります。
このような急な変化やトラブルなどを念頭に置き、実際に発生した際には冷静に、即座に発電量を判断します。
この判断力は決して一朝一夕で身に付くものではなく、知識はもちろん、長年の経験で培います。
お客さまにいつでも品質の良い電気をお使いいただくため、24時間365日安定供給の司令塔としての役割を果たしています。