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福島第一のような炉心が損傷する事故は起きないの?

Q

福島第一のような炉心が損傷する事故は起きないの?

A

炉心(燃料)の損傷などの重大事故を防ぐためには、燃料を冷やし続けることが必要です。そのためには、冷却用の水を供給する「ポンプ」、そのポンプを動かす「電源」等の駆動源の確保が重要です。
泊発電所では、冷却機能を失わないよう、もともと設置している複数の貯水設備の淡水や海水をくみあげて供給する「送水ポンプ車」を配備しており、「送水ポンプ車」はディーゼルエンジンで駆動するために電源がなくとも水を供給することが可能なようにしています。
また、以下に示す「ポンプ」「電源」を追加設置することにより、ポンプ、電源の多様化を図っています。

<ポンプ>

もともと原子炉を冷却するための複数の常設のポンプを設置していますが、福島第一原子力発電所の事故を受け、「蒸気発生器直接給水用高圧ポンプ」や「代替格納容器スプレイポンプ」を追加設置しています。
また、水を供給する常設の各種ポンプが使用不能となった場合に備え、可搬型の「送水ポンプ車」複数台を高台に分散配備しています。

代替格納容器スプレイポンプ

代替格納容器スプレイポンプ

可搬型送水ポンプ車へのホース接続の模様

可搬型送水ポンプ車へのホース接続の模様

<電源>

泊発電所は3系統の送電線から受電できるようになっています。
泊発電所に接続している送電線から電源を確保できなくなっても、速やかに電気を供給し、燃料を冷やし続けるため、従来から非常用ディーゼル発電機複数台を設置していますが、福島第一原子力発電所の事故を受け、この非常用ディーゼル発電機が使用できなくなった場合の備えとして、常設の代替非常用発電機や可搬型代替電源車も複数台設置しています。

可搬型代替電源車

可搬型代替電源車

代替非常用発電機(常設)

代替非常用発電機(常設)