再生可能エネルギー 太陽光発電設備の電圧上昇抑制機能について |
太陽光発電設備のパワーコンディショナ(PCS)には、系統電圧の上昇により周辺のお客さまの電圧が適正電圧(低圧標準電圧100Vの場合101±6V)を超過しないよう、発電出力を抑制する機能が組み込まれております。
この機能が動作すると、一時的に販売電力量が減少することがありますが、当該発電設備を設置されているお客さまや周辺のお客さまが、安全・安心に電気を使用していただくために必要な機能であり、発電設備の異常・故障ではございません。
電圧上昇抑制機能は、短時間の電圧上昇でも動作することがあり、系統電圧が適正な範囲内に戻ると自動的に出力抑制が解除され、通常の発電状態に戻ります。
<電圧上昇抑制機能の動作イメージ>
- (1)太陽光発電設備からの出力により電圧が上昇
- (2)系統電圧が上昇
- (3)周辺のお客さま宅の電圧が上昇
- (4)PCSの設定値を超過すると出力を抑制(室内モニターで表示される場合あり)
<留意事項>
- 屋内配線の電線が細い場合には、発電電流による屋内での電圧上昇が発生し、電圧上昇抑制機能が動作するケースがあります。
- 電圧上昇抑制機能が頻繁に動作する場合は、発電設備を設置した電気工事店やメーカーにご相談のうえ、お近くの当社窓口にお問い合わせください。