るすつ子どもセンター ぽっけ さま
子どもたちの未来を創造する先進的ローエネルギー施設
施設のご紹介
<体育館>
留寿都村立「るすつ子どもセンター ぽっけ」は羊蹄山麓の緑と白雪の高原留寿都村に大規模木造建築施設として、2015年5月に開設されました。保育所だけでなく、児童館やコミュニティスペースを併設することで、子どもたちだけでなく地域の人達も利用できる施設となっています。
建物構造体全てに北海道産カラマツ集成材を使用し、フローリング表面材に関しては留寿都産の木材を使用しています。さらに、超高断熱な躯体仕様(Q値:約0.93W/(m2・K))となっており、地中熱ヒートポンプによる蓄熱床暖房と合わせて、地元の自然のぬくもりを感じることのできる地産地消のコミュニティ施設となっています。
高効率システム採用のきっかけと効果
<地中熱ヒートポンプ>
るすつ保育所が築37年を経過し、老朽化が進み耐震面に不安が出てきたため建て替えを検討した結果、環境性や快適性、機器更新も含めたライフサイクルコストを踏まえて地中熱ヒートポンプシステム等の電化システムの採用に至りました。
施設内の暖冷房と換気は地中熱ヒートポンプによる蓄熱床暖房システムとアースチューブと熱交換換気を導入し、暖冷房のエネルギーを低減しています。
また、給湯はヒートポンプと太陽熱を利用した給湯システムで供給しており、空気熱、太陽熱の再生可能エネルギーを最大限に活用した、環境性と経済性に優れたシステムとなっています。
施設建設の際に、一般的なシステムを導入した場合と、本施設のシステムの場合とで比較検討をしており、本施設のシステムの一次エネルギー消費量試算結果は、従来システムの約48%減となっています。
子どもたちが快適に過ごせる今と未来のために、高効率システムで園児にも自然にも優しい環境作りに努めていきます。
【施設概要】
- 施設名称:留寿都村立 るすつ子どもセンター ぽっけ
- 住所:虻田郡留寿都村字留寿都185番地29
【ご採用機器】
- 暖冷房:地中熱ヒートポンプ床暖房
- 給湯:業務用エコキュート、太陽熱集熱器 など
- 厨房:スチームコンベクションオーブン など